バックスイングの”手の上げ方”で打球をコントロールできる方法

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「そもそも、なぜ、うまく打てないのか…」ゴルフって止まっているボールを打つだけなのにうまく打てないですよね。なぜだと思いますか?それは、あなたの普段の私生活の中でゴルフスイングのような体の動きをする場面が少ないからです。洗濯をしている時、掃除をしている時、お風呂に入っている時などスポーツに似た体勢となることは少ない事でしょう。

 

 

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ゴルフだけが持つ他の球技に見られない特性

 

例えば、比較的身近なスポーツではバットやラケットを振る動作のある野球、テニス、バドミントン、卓球などがあります。

これらはボールやシャトルを打つ時に体が開いた体勢から打ちます。

 

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これらとは異なった動きである”下にあるボールを打つ”という動作のあるスポーツでは、クリケットやグランドホッケーが近いといえます。

 

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しかし、ゴルフスイングのように足元に止まったボールを「体を止めて打つ」という動作を繰り返すスポーツはありません。

 

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ようするに、「体を止めて打つ」という動作を繰り返すことにも、同じ動作を繰り返すということにも慣れていないのです。

 

実際にコースでラウンドをすると、つま先上がり(下がり)、右足上がり(下がり)、深いラフ、バンカー、ウォータショット、フェード打ち、スライス打ち、フック打ち、ドロー打ち、ロブショット、目玉、打ち上げ、打ち下ろし、などなど、いろいろなシチュエーションや打ち方があります。

 

 

しかし、基本であるゴルフスイングをマスターしておかないと、どんな場面になっても応用が利きません。そこで、ゴルフスイングにはいろいろな要素があり、気を付けなければいけないポイントがありますが、今回はバックスイングの手の上げ方から解説したいと思います。

 

 

ポイントは3つです。

 

 

ポイント①:手が上がっていく時、左手の甲は飛球方向を向いている

ポイント②:体の右側では左手の甲は正面を向く

ポイント③:腕とクラブは一本に

 

※右利きの場合で解説します。

 

 

左手の甲の向きが打球の動きをコントロールする!?

 

 

『左手の甲は必ず飛球方向を向いて』上がっていかなくてはなりません。

 

 

ポイント①:手が上がっていく時、左手の甲は飛球方向を向いている

 

構えた時に左手の甲は左を向いています。これはつまりボールが飛んでいく方向を向いているのです。

※完全なイコールではありませんが、この状態がインパクトの瞬間の形です。

(これはみなさん同じですね)

 

 

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間違った手の上げ方の一つに左手の甲が上を向いてしまう人がいます。

 

 

これは、ゴルフを始めた人やあまり握力がない人に特に多いのですが、手を上げ始めたらすぐに手首を開いてしまう人がいます。

 

 

これだとクラブが右に寝た状態でクラブを上げていくことになります。

 

 

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このような場合、バックスイングがトップに上がった時の状態は、左手の甲とクラブフェースが上を向くことになります。

 

 

こうなると、インパクトの瞬間までにクラブフェース(ボールが当たる面)を戻さなくてはなりません。

 

 

また、打つときに極端なアッパースイングになりがちです。

 

 

このクラブフェースの動きをフェースローテーションといいます。

 

 

フェースローテーションが大きければ大きい程、インパクトが難しくなります。

 

 

インパクトの瞬間は、左手の甲が飛球線方向へ向きます。

 

 

左手の甲をインパクトの形まで戻す角度が大きければ大きい程、ボールをヒットしにくくなることになります。

 

 

なので、一番初めの手の上げ方を間違えると、それ以降のスイングの形がすべて変わってきてしまうのです。

 

 

 

 

 

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ミスショットを減らせる!?バックスイング時の手の上げ方

 

 

ポイント②:腕とクラブは一本に

 

 

バックスイングをする時に左手の甲を飛球方向に向けながら上げていきますが、手首がくにゃくにゃ踊っていてはいけません。

 

 

左腕とクラブのシャフトは一本になっていなければなりません。

 

 

左肘はまっすぐにしてクラブを上げていきます。

 

 

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ポイント③:体の右までクラブがきた時は、左手の甲は正面を向く

 

 

 

左手の甲が飛球方向を向きながらバックスイングを始めたら、そのまま自然に自分の体の右側まで上げていってください。

 

 

このとき、ずっと左手の甲が飛球線に向くように我慢してクラブを上げていくと、クラブのシャフトが正面を向いたままになり手首が窮屈になるので、我慢せずに自然に体の右側まで上げていってください。

 

 

右側に来た時の状態は、左手の甲が正面を向き、クラブのシャフトは立った状態になります。

 

 

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いかかでしょう、もしこれらを意識していなかった場合は”左手の甲の向き””クラブを立てる”ということを是非意識してバックスイングをしてみてください。これができればミスヒットも減りますよ♪

 

 

 

あとがき〜ゴルフのみが持つ難しさと楽しさ〜

 

ゴルフを始めてから誰かに教わったことのある人やゴルフ仲間、雑誌などで「左の壁を作る」という言葉を聞いたことがあると思います。この左の壁を作るという動作が日ごろの動きやゴルフ以外のスポーツにはあまりないことがゴルフスイングを難しく、またゴルフ自体を楽しくさせている一つの要因です。

 

 

また、ゴルフは常に静止したボールを打ちます。ボールや体が動いている状態で打つということがなく、守備や攻防を繰り返す対戦相手もいないので、ミスはすべて自分に跳ね返ってきます。

 

 

キャッチミスしてラッキー!とか、自分が打った球を相手がうまく打ち返せなくてラッキー!などはないのです。池に入れた、OBした、チョロ、カップを外した、すべて自分の責任です。

 

 

責任はすべて自分にあるということは、いいショットもすべて自分で作り上げることができるということです。そう考えるとワクワクしませんか?そう、御自身のスキルアップがそのまま自身のゴルフスコアアップに繋がるのです。そして、スキルを向上させ、良い成績を出してゴルフを楽しいものにしていきましょう。

 

 

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